尿検査結果報告書 [原発データ]
理研分析センターによる尿サンプル放射能分析結果報告書
尿検体量2,000ml、目標検出下限0.10−0.29Bq/kg
1.夫(ブログ主)測定日9/28 検体採取日9/22−23 原発事故以来伊達市霊山町小国地区に居住
2.嫁 測定日10/14 検体採取日10/6-7 9/22−23 3/17に避難以降秋田県大仙市内に居住
特定避難勧奨地点関連通達資料アーカイヴ [原発データ]
出会った議員さんの中には参考資料としてコピーが欲しいと仰られる方もいらっしゃったので、一応残っている限り表題の件にかかる文書についてアップロードしておこうと思う。
6月11-12日実施環境放射線モニタリング詳細調査結果
7月27-29日実施第2回環境放射線モニタリング詳細調査結果
MKS-05とPA-1000の計測値比較についての考察 [原発データ]
MKS-05とPA-1000の計測値比較試験(行政等公表値との差異)
http://2011yomemucyu.blog.so-net.ne.jp/2011-06-24
の試験データをグラフ図化したものを元に、以下考察というか感想を述べてみる。
上の方の「行政等計測地点での計測数値比較」図を見るとおり、行政等計測地点に赴いて極力似通った条件においてMKS-05とPA-1000で計測したとき、PA-1000は総じて行政等計測値より高めの数値を出し、MKS-05は行政等計測値より低めの数値を出し、どちらかというとMKS-05の方が行政等計測値に近い数値に落ち着く。ただしMKS-05の場合、超低線量域(0.1μSv/h以下)の数字は恐らく機器バイアスの顕在化によって全くアテにならないと思われるので、鉛ブロック等で完全遮蔽するなどして、この機器固有のBG値を求めておく必要があると考える。(たぶん0.05μSv/hくらい上乗せされていると想像されるが)
次に、線量が高くなるにつれPA-1000の計測値と行政等計測値との乖離が大きくなっていくわけだが、これはさほど悪い傾向ではなく、すなわちPA-1000においては線量の高低に係わらず、その計測値を行政等計測値に換算するために用いる「校正倍率」を安定して適用できることの表れであり、下の方の「各線量帯における校正倍率」図のとおり、各線量水準で校正倍率を求めたとき、MKS-05よりもPA-1000の方がばらつきが少なく安定的である。
ちなみに先日のガイガーカウンタプロジェクト福島地区校正計測会において、県北保健福祉事務所のモニタリングポイントで校正計測を行った結果、自分のPA-1000について導き出された暫定校正倍率は、「0.79」であったが、自分が複数モニタリングポイントで比較計測を行ったうち、信用できそうなデータのみを抜き出して求めた校正倍率は「0.8031」であり、以前に作った小国小学校周辺線量マップもこの校正倍率を使ってちゃっかり数字を一新していたりするw
より大きな地図で 伊達市立小国小学校周辺線量マップ(0602-0611計測分) を表示
いっぽうMKS-05の方の校正倍率であるが、前出GCP校正計測会において算出された暫定校正倍率は「1.16」であり、PA-1000と同様に信用できる自前の比較計測データからそれを求めると「1.1227」であるのだが、MKS-05の場合やはり感度の低さゆえか行政等計測値に対して計測値(及び校正倍率)がバラツクのが少々気にかかり、安定した数値結果が得られるよう計測方法を改めた方が良いのか(GCPの場合最低5分以上1分間隔で抽出した計測値の平均を採る)、それとも校正計算をかけなくても(PA-1000対比でいえば)ほぼ行政等計測値に近い数値が出ているのだから、あんまり気にせずそのまま使っていくか、その辺を検討したいところである。(ただ正直5分も突っ立ったまま測りたくはない・・)
抜けている線量帯での比較計測を行って(とりわけ2μSv/h以上の高線量域での比較計測を進めていきたい)、PA-1000における校正倍率というものがある程度確定できるようであれば、カッチリとした定点計測においてはPA-1000を用いてその都度校正倍率で補正することとし、MKS-05はとある地点やエリアでの行政等計測値に近い数字をザックリと確認するものとして使っていきたいなぁと考えているのであるが、そう上手くいくかどうかは今のところ分からない。マナズラソイのオーナーさんの言に従って、この二台を売っ払って、エネルギー補償機能付きのシンチレーターを購入する方が早いのかもしれないが、今の所持機に対して愛着や慣れが生じてきており悩ましい・・
クリアパルス Mr.Gamma A2700型
http://www.clearpulse.co.jp/catalogue/jpn/A2700_a.pdf
ThermoScientific RadEye PRD
http://www.thermoscientific.com/ecomm/servlet/productsdetail?productId=12811385&groupType=PRODUCT&searchType=0&storeId=11152
エネ補償付きシンチならば、この辺がいいなぁと思ってるんですがね・・いや三台も買わないですけどw
http://2011yomemucyu.blog.so-net.ne.jp/2011-06-24
の試験データをグラフ図化したものを元に、以下考察というか感想を述べてみる。
上の方の「行政等計測地点での計測数値比較」図を見るとおり、行政等計測地点に赴いて極力似通った条件においてMKS-05とPA-1000で計測したとき、PA-1000は総じて行政等計測値より高めの数値を出し、MKS-05は行政等計測値より低めの数値を出し、どちらかというとMKS-05の方が行政等計測値に近い数値に落ち着く。ただしMKS-05の場合、超低線量域(0.1μSv/h以下)の数字は恐らく機器バイアスの顕在化によって全くアテにならないと思われるので、鉛ブロック等で完全遮蔽するなどして、この機器固有のBG値を求めておく必要があると考える。(たぶん0.05μSv/hくらい上乗せされていると想像されるが)
次に、線量が高くなるにつれPA-1000の計測値と行政等計測値との乖離が大きくなっていくわけだが、これはさほど悪い傾向ではなく、すなわちPA-1000においては線量の高低に係わらず、その計測値を行政等計測値に換算するために用いる「校正倍率」を安定して適用できることの表れであり、下の方の「各線量帯における校正倍率」図のとおり、各線量水準で校正倍率を求めたとき、MKS-05よりもPA-1000の方がばらつきが少なく安定的である。
ちなみに先日のガイガーカウンタプロジェクト福島地区校正計測会において、県北保健福祉事務所のモニタリングポイントで校正計測を行った結果、自分のPA-1000について導き出された暫定校正倍率は、「0.79」であったが、自分が複数モニタリングポイントで比較計測を行ったうち、信用できそうなデータのみを抜き出して求めた校正倍率は「0.8031」であり、以前に作った小国小学校周辺線量マップもこの校正倍率を使ってちゃっかり数字を一新していたりするw
より大きな地図で 伊達市立小国小学校周辺線量マップ(0602-0611計測分) を表示
いっぽうMKS-05の方の校正倍率であるが、前出GCP校正計測会において算出された暫定校正倍率は「1.16」であり、PA-1000と同様に信用できる自前の比較計測データからそれを求めると「1.1227」であるのだが、MKS-05の場合やはり感度の低さゆえか行政等計測値に対して計測値(及び校正倍率)がバラツクのが少々気にかかり、安定した数値結果が得られるよう計測方法を改めた方が良いのか(GCPの場合最低5分以上1分間隔で抽出した計測値の平均を採る)、それとも校正計算をかけなくても(PA-1000対比でいえば)ほぼ行政等計測値に近い数値が出ているのだから、あんまり気にせずそのまま使っていくか、その辺を検討したいところである。(ただ正直5分も突っ立ったまま測りたくはない・・)
抜けている線量帯での比較計測を行って(とりわけ2μSv/h以上の高線量域での比較計測を進めていきたい)、PA-1000における校正倍率というものがある程度確定できるようであれば、カッチリとした定点計測においてはPA-1000を用いてその都度校正倍率で補正することとし、MKS-05はとある地点やエリアでの行政等計測値に近い数字をザックリと確認するものとして使っていきたいなぁと考えているのであるが、そう上手くいくかどうかは今のところ分からない。マナズラソイのオーナーさんの言に従って、この二台を売っ払って、エネルギー補償機能付きのシンチレーターを購入する方が早いのかもしれないが、今の所持機に対して愛着や慣れが生じてきており悩ましい・・
クリアパルス Mr.Gamma A2700型
http://www.clearpulse.co.jp/catalogue/jpn/A2700_a.pdf
ThermoScientific RadEye PRD
http://www.thermoscientific.com/ecomm/servlet/productsdetail?productId=12811385&groupType=PRODUCT&searchType=0&storeId=11152
エネ補償付きシンチならば、この辺がいいなぁと思ってるんですがね・・いや三台も買わないですけどw
秋田県内及び周辺の空間線量マップ [原発データ]
秋田県内及び周辺の空間線量マップ
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計測機器:堀場製作所PA-1000 Radi(シンチレータ)
計測方法:地表から1m、γ線のみ
計測値算出法:計測地点決定後、1分経過後から10秒毎の更新値(直近60秒の移動平均値)を5回記録したものの単純平均値
※殆ど家族と遊びに行くついで程度にしか測れてないのですがw、徐々に各地方に進出してどこまでがどれくらい安全安心であるか、見極めていきたいと思います。秋田県でも各地方において継続計測を実施開始するとのことですし、秋田県はもっともっと今の、汚染から比較的免れている状況を大々的にアピールし、被災者受け入れも手厚くやり、人口増加の好機と捉えて頑張っていただきたく思います!
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計測機器:堀場製作所PA-1000 Radi(シンチレータ)
計測方法:地表から1m、γ線のみ
計測値算出法:計測地点決定後、1分経過後から10秒毎の更新値(直近60秒の移動平均値)を5回記録したものの単純平均値
※殆ど家族と遊びに行くついで程度にしか測れてないのですがw、徐々に各地方に進出してどこまでがどれくらい安全安心であるか、見極めていきたいと思います。秋田県でも各地方において継続計測を実施開始するとのことですし、秋田県はもっともっと今の、汚染から比較的免れている状況を大々的にアピールし、被災者受け入れも手厚くやり、人口増加の好機と捉えて頑張っていただきたく思います!
MKS-05とPA-1000の計測値比較試験(行政等公表値との差異) [原発データ]
これは自分の所有する放射線量計測器間の比較のみならず、エネルギー補償するシンチレーション式サーベイメータを以て計測している行政の公表値と見比べることによって所有機の間接的な較正を行う意味合いもありつつ、同時に行政機関等が数値をなるだけ低く出してやしないか?というチョンボをすることなきようチェックの意味合いをも持つものである。
行政等測定地点における行政等公表値とMKS-05・PA-1000両機計測値の差異率表(7/19更新)
※地上高約1m、ガンマ線のみ、MKS-05は3分経過後PA-1000は1分経過後の1分間中10秒間隔5回抽出平均値
計測日付が離れている数値については環境の変化があるかもしれないので、それを踏まえて数字を眺められたい。また「計測条件の近似度」については、各地点において行政機関等が計測を実施するポイントと全く同一箇所で計測を行える場合は○、ある程度同じであろうという想定の下に計測している場合は△としている。
※例えば、伊達市は一部地点においては、計測定点を下図のようにスプレーで示している(縦棒が延びているのが原発の在る南東方向)ので、ほぼ市と同一条件での測定が望めたりする。
(比較結果からの考察)
MKS-05については・・
・1-1.5μSv/hのレンジでは行政公表値とほぼ同じ値を示すが、それより高線量レンジでは公表値を下回って出るようになる(6/24)
・0.1μSv/h以下の低線量地域では殆ど0.1以下を割り込んだ数字を示すことが無く、機器BG値が0.1μSv/h?もしくは感度の問題?(6/27)
PA-1000については・・
・比較した限りでは総じて公表値より高めに数値を出すが、高線量になるにつれて差が縮まっていくように見える(6/24)
総論としては・・
・エネルギー補償するサーベイメータに対してエネルギー補償しないPA-1000の計測値が絶えず高めになるというのは了解できることだが、MKS-05が公表値に近しい数値を示すのは何故かといえば、その感度の鈍さが上手いことエネルギー補償相応の減算効果として働き、少なくとも自分の身の周りのレベルの線量環境下においてはベストマッチしているのではないだろうか。この推測が正しければ、その低感度さゆえに、線量が高く(低く)なるにつれて乖離率が増していくものと思われる(6/24)
行政等測定地点における行政等公表値とMKS-05・PA-1000両機計測値の差異率表(7/19更新)
計測地点 | ①行政等計測値 | ②MKS-05 | ③PA-1000 | 計測条件の近似度 | ③/② | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
μSv/h | 実施主体 | 計測日 | μSv/h | ②/① | 計測日 | μSv/h | ③/① | 計測日 | |||
雄勝地域振興局(秋田県湯沢市) | 0.04 | 秋田県 | 6/25 | 0.1 | 250.0% | 6/25 | 0.042 | 105.0% | 6/25 | △ | 42.0% |
伊達市役所梁川支所(福島県伊達市) | 0.5 | 伊達市 | 7/7 | 0.43 | 86.0% | 7/7 | 0.569 | 113.8% | 7/7 | ○ | 132.3% |
伊達市役所伊達支所(福島県伊達市) | 0.58 | 伊達市 | 7/13 | 0.58 | 100.0% | 7/13 | 0.7 | 120.7% | 7/13 | ○ | 120.7% |
農業総合C果樹研究所(福島県福島市) | 0.66 | 福島県 | 7/13 | 0.98 | 148.5% | 7/13 | 1.34 | 203.0% | 7/13 | △ | 136.7% |
伊達市役所本庁舎(福島県伊達市) | 0.72 | 伊達市 | 7/7 | 0.75 | 104.2% | 7/7 | 0.912 | 126.7% | 7/7 | ◎ | 121.6% |
伊達市役所霊山支所(福島県伊達市) | 1.13 | 伊達市 | 7/8 | 0.89 | 78.8% | 7/8 | 1.358 | 120.2% | 7/8 | ○ | 152.6% |
自宅玄関先(福島県伊達市) | 1.24 | 国・県 | 6/11 | 1.31 | 105.6% | 6/24 | 1.811 | 146.0% | 6/11 | △ | 138.2% |
富成郵便局(福島県伊達市) | 1.25 | 伊達市 | 7/13 | 1.04 | 83.2% | 7/13 | 1.582 | 126.6% | 7/13 | ○ | 152.1% |
自宅庭先(福島県伊達市) | 1.48 | 国・県 | 6/11 | 1.5 | 101.4% | 6/24 | 2.019 | 136.4% | 6/11 | △ | 134.6% |
岩代小国郵便局(福島県伊達市) | 1.51 | 伊達市 | 6/24 | 1.5 | 99.3% | 6/24 | 1.928 | 127.7% | 6/24 | ○ | 128.5% |
下小国中央集会所(福島県伊達市) | 1.83 | 福島県 | 6/24 | 1.56 | 85.2% | 6/24 | 2.265 | 123.8% | 6/24 | △ | 145.2% |
末坂バス停留所(福島県伊達市) | 2.1 | 伊達市 | 6/24 | 1.89 | 90.0% | 6/24 | 2.853 | 135.9% | 6/24 | ○ | 151.0% |
小国ふれあいセンター(福島県伊達市) | 2.11 | 福島県 | 6/24 | 1.75 | 82.9% | 6/24 | 2.597 | 123.1% | 6/24 | △ | 148.4% |
※地上高約1m、ガンマ線のみ、MKS-05は3分経過後PA-1000は1分経過後の1分間中10秒間隔5回抽出平均値
計測日付が離れている数値については環境の変化があるかもしれないので、それを踏まえて数字を眺められたい。また「計測条件の近似度」については、各地点において行政機関等が計測を実施するポイントと全く同一箇所で計測を行える場合は○、ある程度同じであろうという想定の下に計測している場合は△としている。
※例えば、伊達市は一部地点においては、計測定点を下図のようにスプレーで示している(縦棒が延びているのが原発の在る南東方向)ので、ほぼ市と同一条件での測定が望めたりする。
(比較結果からの考察)
MKS-05については・・
・1-1.5μSv/hのレンジでは行政公表値とほぼ同じ値を示すが、それより高線量レンジでは公表値を下回って出るようになる(6/24)
・0.1μSv/h以下の低線量地域では殆ど0.1以下を割り込んだ数字を示すことが無く、機器BG値が0.1μSv/h?もしくは感度の問題?(6/27)
PA-1000については・・
・比較した限りでは総じて公表値より高めに数値を出すが、高線量になるにつれて差が縮まっていくように見える(6/24)
総論としては・・
・エネルギー補償するサーベイメータに対してエネルギー補償しないPA-1000の計測値が絶えず高めになるというのは了解できることだが、MKS-05が公表値に近しい数値を示すのは何故かといえば、その感度の鈍さが上手いことエネルギー補償相応の減算効果として働き、少なくとも自分の身の周りのレベルの線量環境下においてはベストマッチしているのではないだろうか。この推測が正しければ、その低感度さゆえに、線量が高く(低く)なるにつれて乖離率が増していくものと思われる(6/24)
福島-北上間東北自動車道SA・PA環境放射能測定値 [原発データ]
自分のメインの生活エリアである伊達市霊山町小国地区は、避難指示基準相当の高線量地域であるということが、単勝オッズ1.1倍のグリグリ大本命馬くらい”カタい”話なので、自分みたいな素人が放射線計測器を手にして調査に及び、いささか精度に欠ける測定値をオープンにしても、シリアスな誤認識を生んだりするような悪影響をもたらすことはあんまり無いことだろうと思うので、これまでも比較的無頓着に独自計測データを公開していたわけなのですが、これが0.05ぐらいの誤差が大騒動を巻き起こすかもしれないような低線量地域での測定となると話は別で、このようにして出すべきかどうかという判断については大いに迷ったところがあるのですが、以下の理由からひとまず公開してみることといたしました。
①個人による計測は恐らく他にも行われており、自分の数値だけが頼みにされ、一人歩きするということは無いだろうから
②個人による他の調査データと自分のそれとを突合せすることによって、各々の測定器の精度や測定方法の適正性について確認がとれるかもしれないから
③広域的に放射能禍に見舞われている現状況下にあって、測れるものを持っていてそれを使わないというのはどうも居心地が悪いから
というわけですので、是非是非疑義・異議などございましたらご教示くだされますよう、よろしくお願いいたします。
福島-北上間東北自動車道SA・PA環境放射能測定値
・計測機器:堀場製作所PA-1000Radi
・計測値算出法:計測地点決定後1分経過後から10秒毎の更新値(直近60秒の移動平均値)を5回記録したものの単純平均値
より大きな地図で 福島-北上間東北自動車道SA・PA環境放射能測定値 を表示
まず注意すべきは、この数値がある程度正しいものだとしても、福島第一原発由来の人工放射線量値のみならず、平時から在る自然放射線量値(いわゆるバックグラウンド値)をもキャッチしたものであること。「人工だろうが自然だろうが放射線なんぞとにかく浴びないに越したことはない!」というのは全くもってその通りなのですが、だからといってバックグラウンド値まで含めた数値を以って、人工被曝量の年間限度1mSv(毎時単純換算0.11μSv/h、国使用モデルによる屋内低減を含めた毎時換算0.19μSv/h)を超える超えてないで一喜一憂するのはちょっと違うだろうと思うわけです。
平時の放射線量というものについては細かい地域別では分からないので、文科省公表の「都道府県別環境放射能水準調査結果」に併記されている過去の平常値の範囲の真ん中を使ってみるとすると、推定されるバックグラウンド値というものは、宮城県0.03μSv/h、岩手県0.05μSv/hぐらいだろうということになろうかと思います。
この分を差し引いてなお年間1mSv以内に抑えるのを達成できなさそうだと思われる地点(蔵王PA、志波姫PA、金成PA、中尊寺PA、前沢SA)については、もし計測環境のある人がその最寄りにいるのならば、周辺地域において念のため調べる、或いは自治体に調べてもらうというのもアリのような気がします。
ただそれ以外の場所が絶対安全だとは言うつもりもありません。平時より高い=福島第一原発由来の放射性物質が届いているということの表れでありましょうから、外部被曝は些少かもしれないものの、吸引等による内部被曝については福島にいようが宮城にいようが岩手にいようが、(放射性物質を)一粒飲めば効果は同じなわけなのですから、一応気をつけておいた方が良いとは思います。
それでも避難・移住まで考えるとなると、宮城県央部あたりの線量レベルで既に耐え難いとなると、自分の計測した範囲においては北上JCTあたりまで上っても大差無いわけなのですから、更に遠方を目指すほかなくなってしまいますので、どこかで折り合いをつける必要はあるのかなぁと。ちなみに嫁の実家のある秋田県大仙市は、運良くほぼ平常値でしたよw全国有数の花火大会もあるしお勧めですw仕事はあるかどうか分かりませんがw
それからいきなり根本のところに戻るのですが、SA・PAだけが線量が高いということもあり得るかもしれないことについては一応言い及んでおきたいと思います。基本福島からの人とモノとの往来は何のお咎めもなく許されておりますから、福島から出発した自動車や福島を通過してきた自動車が立ち寄った際に、図らずも運んできてしまったものを雨風によって落としていき、それが蓄積してこの線量をもたらしている可能性は大いにありうるんではないかと。
一箇所でしか計測していないので、その根拠とするにはあまりにも心許ないのですが、東北道上りの前沢SAにおいて、路上と土の上とで測ってみた結果が殆ど変わりが無かったということもあったものですから(福島みたいに明らかに土壌に線源があるのではなく、駐車場の方に線源が多く存在しているのでは?ということ)、これはやはり周辺地域の計測値というものをいったん見てみたいところであります。
①個人による計測は恐らく他にも行われており、自分の数値だけが頼みにされ、一人歩きするということは無いだろうから
②個人による他の調査データと自分のそれとを突合せすることによって、各々の測定器の精度や測定方法の適正性について確認がとれるかもしれないから
③広域的に放射能禍に見舞われている現状況下にあって、測れるものを持っていてそれを使わないというのはどうも居心地が悪いから
というわけですので、是非是非疑義・異議などございましたらご教示くだされますよう、よろしくお願いいたします。
福島-北上間東北自動車道SA・PA環境放射能測定値
・計測機器:堀場製作所PA-1000Radi
・計測値算出法:計測地点決定後1分経過後から10秒毎の更新値(直近60秒の移動平均値)を5回記録したものの単純平均値
より大きな地図で 福島-北上間東北自動車道SA・PA環境放射能測定値 を表示
まず注意すべきは、この数値がある程度正しいものだとしても、福島第一原発由来の人工放射線量値のみならず、平時から在る自然放射線量値(いわゆるバックグラウンド値)をもキャッチしたものであること。「人工だろうが自然だろうが放射線なんぞとにかく浴びないに越したことはない!」というのは全くもってその通りなのですが、だからといってバックグラウンド値まで含めた数値を以って、人工被曝量の年間限度1mSv(毎時単純換算0.11μSv/h、国使用モデルによる屋内低減を含めた毎時換算0.19μSv/h)を超える超えてないで一喜一憂するのはちょっと違うだろうと思うわけです。
平時の放射線量というものについては細かい地域別では分からないので、文科省公表の「都道府県別環境放射能水準調査結果」に併記されている過去の平常値の範囲の真ん中を使ってみるとすると、推定されるバックグラウンド値というものは、宮城県0.03μSv/h、岩手県0.05μSv/hぐらいだろうということになろうかと思います。
この分を差し引いてなお年間1mSv以内に抑えるのを達成できなさそうだと思われる地点(蔵王PA、志波姫PA、金成PA、中尊寺PA、前沢SA)については、もし計測環境のある人がその最寄りにいるのならば、周辺地域において念のため調べる、或いは自治体に調べてもらうというのもアリのような気がします。
ただそれ以外の場所が絶対安全だとは言うつもりもありません。平時より高い=福島第一原発由来の放射性物質が届いているということの表れでありましょうから、外部被曝は些少かもしれないものの、吸引等による内部被曝については福島にいようが宮城にいようが岩手にいようが、(放射性物質を)一粒飲めば効果は同じなわけなのですから、一応気をつけておいた方が良いとは思います。
それでも避難・移住まで考えるとなると、宮城県央部あたりの線量レベルで既に耐え難いとなると、自分の計測した範囲においては北上JCTあたりまで上っても大差無いわけなのですから、更に遠方を目指すほかなくなってしまいますので、どこかで折り合いをつける必要はあるのかなぁと。ちなみに嫁の実家のある秋田県大仙市は、運良くほぼ平常値でしたよw全国有数の花火大会もあるしお勧めですw仕事はあるかどうか分かりませんがw
それからいきなり根本のところに戻るのですが、SA・PAだけが線量が高いということもあり得るかもしれないことについては一応言い及んでおきたいと思います。基本福島からの人とモノとの往来は何のお咎めもなく許されておりますから、福島から出発した自動車や福島を通過してきた自動車が立ち寄った際に、図らずも運んできてしまったものを雨風によって落としていき、それが蓄積してこの線量をもたらしている可能性は大いにありうるんではないかと。
一箇所でしか計測していないので、その根拠とするにはあまりにも心許ないのですが、東北道上りの前沢SAにおいて、路上と土の上とで測ってみた結果が殆ど変わりが無かったということもあったものですから(福島みたいに明らかに土壌に線源があるのではなく、駐車場の方に線源が多く存在しているのでは?ということ)、これはやはり周辺地域の計測値というものをいったん見てみたいところであります。
伊達市立小国小学校周辺線量マップ [原発データ]
伊達市立小国小学校周辺線量マップ
http://p.tl/s_le
計測機器:堀場製作所PA-1000 Radi(γ線シンチレータ)
計測方法:地表から1m、路上の場合自然と人がとり得る進路上において計測(=歩道や道路際)
計測値算出法:計測地点決定後、1分経過後から10秒毎の更新値(直近60秒の移動平均値)を5回記録したものの単純平均値
※小学校の通学路をメインにした線量測定であり、ゆえに通学路がどのような線量環境にあるのかということを重視しているため、広域的な線量(汚染)分布を見る上ではあまり有意なデータではないと思われる。あるエリアが高いとしても、それは高い線量を示現しやすいロケーションが連続してそのエリアに在る、という風にみなした方が良いかもしれない。
なお、現時点で高線量と思われるロケーションとは次の通りである。
・果樹園
・未耕の畑
・水の流れていない排水溝(コンクリ蓋でなく鉄の網で覆われている)
田んぼは既に土を起こした上で水が張られており道路よりも総じて低い位置に広がっていることから、路面通行上の線量環境にはあまり寄与していないと思われる。また丈の高い雑草や樹木などの生い茂るロケーションも、思ったほどには高線量とならない気がする。
以上から路面通行において極力外部被曝を減らすとしたら、車道の真ん中を選ぶに如くは無いように思われる。ちなみに小国小学校については現時点では、徒歩による通学は殆ど行われておらず、父兄による自家送迎と、従来からのスクールバスによって、ある程度は生徒たちは護られている状況にある。
http://p.tl/s_le
計測機器:堀場製作所PA-1000 Radi(γ線シンチレータ)
計測方法:地表から1m、路上の場合自然と人がとり得る進路上において計測(=歩道や道路際)
計測値算出法:計測地点決定後、1分経過後から10秒毎の更新値(直近60秒の移動平均値)を5回記録したものの単純平均値
※小学校の通学路をメインにした線量測定であり、ゆえに通学路がどのような線量環境にあるのかということを重視しているため、広域的な線量(汚染)分布を見る上ではあまり有意なデータではないと思われる。あるエリアが高いとしても、それは高い線量を示現しやすいロケーションが連続してそのエリアに在る、という風にみなした方が良いかもしれない。
なお、現時点で高線量と思われるロケーションとは次の通りである。
・果樹園
・未耕の畑
・水の流れていない排水溝(コンクリ蓋でなく鉄の網で覆われている)
田んぼは既に土を起こした上で水が張られており道路よりも総じて低い位置に広がっていることから、路面通行上の線量環境にはあまり寄与していないと思われる。また丈の高い雑草や樹木などの生い茂るロケーションも、思ったほどには高線量とならない気がする。
以上から路面通行において極力外部被曝を減らすとしたら、車道の真ん中を選ぶに如くは無いように思われる。ちなみに小国小学校については現時点では、徒歩による通学は殆ど行われておらず、父兄による自家送迎と、従来からのスクールバスによって、ある程度は生徒たちは護られている状況にある。
伊達市霊山町小国地区周辺計測地点における年間被曝量の独自推計(新様式) [原発データ]
※5/5測定分までを反映して更新
より大きな地図で 伊達市霊山町小国地区周辺計測地点における年間被曝量の独自推計 を表示
・せこせこエクセル等で作っていた旧様式からgoogleマイマップ上での公開方式に移行(5/6~)
・2011年3月17日から1年間の被曝量を独自に試算したもの
・各計測地点で記録された各日最大毎時線量を基にして経過日数分の積算量を算出するとともに、未経過日数分については直近5日間の各日最大毎時線量平均値が持続するものとして概算した
・各計測地点における不計測日分の毎時線量については、国計測地点【32】浪江町赤宇木手七郎の毎時線量推移を基に補完を試みている
・1日屋外滞在8時間、屋内滞在16時間、屋内滞在中の被曝低減率0.5(屋外の1/2)として試算した
より大きな地図で 伊達市霊山町小国地区周辺計測地点における年間被曝量の独自推計 を表示
・せこせこエクセル等で作っていた旧様式からgoogleマイマップ上での公開方式に移行(5/6~)
・2011年3月17日から1年間の被曝量を独自に試算したもの
・各計測地点で記録された各日最大毎時線量を基にして経過日数分の積算量を算出するとともに、未経過日数分については直近5日間の各日最大毎時線量平均値が持続するものとして概算した
・各計測地点における不計測日分の毎時線量については、国計測地点【32】浪江町赤宇木手七郎の毎時線量推移を基に補完を試みている
・1日屋外滞在8時間、屋内滞在16時間、屋内滞在中の被曝低減率0.5(屋外の1/2)として試算した
伊達市実施霊山町小国地区の計測線量マップ [原発データ]
文部科学省公表土壌セシウム濃度通期平均計測値(新様式) [原発データ]
※5/5PM3時発表分までを反映して更新
(備考等)
・文科省公表単位はBq/kgなので、これを20倍してBq/平方メートルに換算している(今中先生の真似)
・区分については原則としてチェルノブイリ原発事故後の措置基準に基づいて置いている
・計測開始以来の平均値を用いており、1日に複数回計測があった場合も都度1日平均値に直して総平均に反映させている
・4/18より本様式に改めた。通期平均値を用いていくと、殆ど数字的には動きが少ない為、具体的数値を併記する必要性はあまり無いと判断、割愛した。旧様式はこちら
(備考等)
・文科省公表単位はBq/kgなので、これを20倍してBq/平方メートルに換算している(今中先生の真似)
・区分については原則としてチェルノブイリ原発事故後の措置基準に基づいて置いている
・計測開始以来の平均値を用いており、1日に複数回計測があった場合も都度1日平均値に直して総平均に反映させている
・4/18より本様式に改めた。