SSブログ

いったん頭を整理してみたいが・・ [地震と原発]

昨日の食品測定ワークショップにおいて垣間見えた「ホントは逃げた方がいいんだけどね」という本音と、「ここに留まって何とか暮らしていけるようにしよう」というアクション(たとえば食品測定所の設置とかさ)とのギャップに、なんだかミョーに引っ掛かってしまって思い悩んでいます。

でも、かくいう自分も思い直してみれば、その二刀流でここまでやってきたつもりなわけでありまして、今更何を悩むのか?というところでもあるのですが、ただ昨日のワークショップを開催してくださったのはいち個人ではなく、ネットワークでもグループでも何でもいいのですがとにかく集団なのでありまして、その中には放射能防護の原則原理的見地に従って、とにかく離れることを奨励する人もいれば、離れられない人が多々いるであろうことを見越して、留まっていけるための方策を提供しようという人もおり、個人の集まりであるからこそ、そのような様々な考え方を内包しつつ二律背反的な佇まいをとることが可能なわけなのであって、やっぱりこれをたった一人の人間の中で折り合いつけようとするのは、ちょっと無理があるのかなぁと。

だって、ここに留まり続けることができそうな手段にこだわればこだわるほど、ここからみんな逃げ出すのがその分遅くなるわけなのであり、じゃあそんなもの放って置いてたーだ逃げろと言ったって、すぐにそれが出来るわけでもなければ逃げた先に安寧の地を用意できるわけでもなく、どうやってもあっちを立てればこっちが立たずで、そうした矛盾を抱えたまま両面作戦で臨むというのは結局どっちつかずに終わる可能性があるというか、やはりどちらかに思いっきり振り切れちゃってその実現のために一身を捧げて行動をした方がいいような気がしてならないのです。

とりあえず「ここから離れる決断をする」にしても「留まれるよう対策を講じる」にしても、まずは「正確に測って現状をちゃんと把握する」ということはあった方が良いように思います。この地においてはそれらのアクションを思い切って起こす際の基礎となる情報さえもまだまだ不十分なわけなので。ただ「離れる」のも「留まるための防護処置をとる」のも、なるべく早くとりかかった方がよいという事情があり、正確な計測データが出るのをいちいち待っていられるか、というのまた頷けるところで、結局のところ「測りつつ、離脱の検討をしつつ、除染等をする」という風に渾然一体になりながらヤケクソ気味に突っ走っていく他ないのかなぁと。

どうやら何ぼ考えてもスッキリと目の前が晴れ渡って進むべき道筋が見えるということは無さそうです・・というわけで思いつくままに、最近気になることやアイディアなどについて適当に列記してみる。

・会社への放射能リスク対応案をひとまず上司に出してみた。と、すぐさま、職員の居住地域が避難対象となった場合を考えて社員寮の賃貸部屋数を増やすという具体的動きが、我が経理課に上がってきた。この速さ、恐らく自分がアイディア出す前に既に人事・労務の方で動いていたのだろう。うむ、喜ばしきことだ。あとは多少いやらしくても、こうした活動をしている企業ですよってことを、内外に向けてアッピールしていかなければならない。とにかく県や国全体を支配している安全キャンペーンに安易に与してはならないと思う。最低でも中立姿勢ぐらいを保っておかないと。それが絶対後々の会社の評価に繋がるはず。

・移住や疎開よりも実現性という点でハードルの低い「保養」という概念は、なるほどそーいう提案の仕方もあるのかぁと感心してしまった。週末だけ放射能のことを気にしないでのびのび過ごす、この「のびのび過ごせる」ことの実感が、やがてはもっと思い切った決断を促していくのかもしれない。将来的な移住に向けての「慣らし」にもなるだろうし。それから週末たった一日、二日といっても積もり積もればだいぶ被曝量を低減できるはずで、「放射能リスクは測れる」という原点的考えの大切さを、改めて考えさせられる。

・ショーズガワ先生が先週末に飯舘村に入られるということは風の噂に聞いていたが、今日メールをいただいて、そしたら伊達市霊山町・保原町まで足を延ばして土壌サンプリングをしていってくださったとのこと。現状避難指示が出ている以外の地域にも高リスク地域があるのではないか?ということと、ヨウ素やセシウムなどのメジャー核種以外のものがどうも出そうだ、ということにかなり思いを致していただいているようで、ヘンな言い方になるが、先生の調査には期待するところ大である。

・文科省が自分の管轄に区切って低減目標を出してきたことには大きな行き詰まり感を覚えている。確かに自宅周りの線量が高いのは文科省の関知するところではないのかもしれないが、学校以外の環境というのは公共部もあれば私有地もあり、道路だって管轄が国・県・市とそれぞれに分かれていたりするわけで、これを一挙に綺麗にしていくとなるとホントに住民と行政が一緒になってやらねばならないことのように思う。それってホントに出来るのだろうか。うーん頭が痛い・・せめて通学については文科省に責任負わせて、鉛の装甲をまとった通学用のバスを用意してもらいたいなぁなどとは考えてみるが、それで完全に子供たちの安全が保証されるかというとまだまだ・・学校外時間に表で遊ばせない!という子供にとって過酷な縛りを設ければ、かなり防護体制がとれそうな気がするが・・

・この間の土壌検査結果の適正性についても頭が痛い。何故にあんなに高数値が出たのか。正しい採取方法に努めたつもりだが、まずロケーション的に周囲の土地より一段低いところにウチの畑は位置しており、雨水などによって周りから放射性物質が流れ込んでそれを一身に集めてしまっている可能性のことに思い至り、それから県の農林水産部の方からメールのお返事をいただいて、「15センチ掘るにしてもスコップだとどんどん表土が上から崩れ落ちてくるので表土割合が多くなる可能性がある。行政は筒状の採取器で一気に抜き取る」というご指摘をちょうだいし、「なるほどなぁ」と、自分の採取法の至らなさを素直に反省もしてみたり。
うーん実際あれが過大だというならば、それはそれでいいのです。そっちの方が自分としては有難いっていう。実は内心、自分は誰かにあの調査結果を否定してもらいたかったのかもしれませんね。いやーそれにしても、いよいよ自分は県の各部局横断的にクレーマーとして認知されてきたかもしれないw「あぁまたあいつか・・」と思われてるのかもwめげませんけどね。
ちなみにその県の方も「近々当該地域のほ場において土壌サンプリングする」と仰っておりました。「近々」という文言に「ただちに」と同じ不穏さを感じないわけではないですがw、はやく正確な調査データというものを目の当たりにしたいものです。

というわけで、なーんか悶々としているってことだけは、大いに分かっていただけたでしょうかwちょっとここを離れてのびのびするってのも一策かもしれませんねぇ。会社の決算も終わったし、ゆっくり休みでもとりたいなぁ。
nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 1

Hollister Online Shop

ハハ、いったん頭を整理してみたいが・・:2011年嫁に夢中の旅:So-netブログこの記事は過去にシンプルで簡単な外観も、非常に深遠な意味で書かれているが、それを味わうためにあなたが本当に深刻な場合は、それは多くの意味が含まれています。著者に感謝このような良い記事を提供していますので、私の心は再び洗礼をされて、あなたは私のことをもっと知りたい場合は、ここで確認できます:http://www.fotodigitaldiscount.de/hollistersde.asp or <a href="http://www.fotodigitaldiscount.de/hollistersde.asp">Hollister</a> or Hollister Online Shop and http://www.fieec.fr/hollisterx.aspx 私は私の意見が受け入れられることを願って。[url=http://www.fotodigitaldiscount.de/hollistersde.asp]Hollister[/url]
by Hollister Online Shop (2013-10-30 11:43) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。