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就寝前の絵本読み聞かせTips [娘]

寝る前のおっぱい欲しがりを封じるため、娘におけるスムーズな導眠手段として代わりに我が家で採られたのが絵本の読み聞かせであり、それを始めてからもう1年以上は経過しているのだが、とはいえ何でも適当に読めばたちまち眠ってしまうというような簡単な話ではなく、やりようによってはかえって娘の精神を活性化させてしまって、地獄の朗読1時間超コースへと突入してしまうこともないわけではなく、絵本のチョイスから読み聞かせの進め方に至るまで、それなりに注意を払いつつ行っているのであり、今回はその留意点や効果的な手法などについて書いてみたい。

(短い絵本や仕掛け絵本はNG)
文量が少ないとたちまち読み終わってしまってそこで娘に「もう一回この絵本を読むかどうか」や「次はどの絵本を読むか」という思考の余地をもたらしてしまい、眠りへの誘いを妨げることになる。また、娘が自らページをめくってみたくなるような仕掛け絵本なども、ページをめくるというアクションが伴うことによって、娘が眠りにつきにくくなる。ピープー音が出るような絵本なんかももってのほか。

(短い絵本を読めとせがまれた場合の牛歩戦術)
前項のとおり短い絵本はNGということで、親としてはなるべく文の多い絵本を準備しようとするわけなのだが、先手を打たれて子供の方から「この絵本を読んでくれ」と、短い絵本を所望されることがままあり、ここで下手に抵抗すると娘の機嫌を損ねてしまい、もはや安眠どころではなくなってしまうものであるから、ここはひとまず抑えて娘の望むとおりにすることにしつつ、今度は短い絵本をいかに長く保たすかという方に腐心していった方がよい。その手法を以下に示す。

①ゆっくり読む、ページをめくるのにも十分に間を取る
基本はこれ。読むのにもめくるのにもスローテンポで取り組めば、自然と口調も穏やかなものになり、より導眠効果を高からしめることになるだろう。問題は親の方もこの影響にやられて眠くなってくるということで、特に静まりかえった室内に、ページをめくる時の紙の擦れる音のみが鳴っているあの感じとか、思い出すだけでも眠くなってくる。

②書いてある文以外のことも挿絵などから見つけてきて語って嵩増しさせる
いわばアドリブ朗読。絵本をただ読むだけでは早々に終わってしまうことから、挿絵などを参照しながら修飾文や説明文を増やして一回の読み聞かせにかかる時間を稼ごうという試み。親の方にもそれなりの観察眼や才覚が問われるので疲れる(ゆえに自身が眠くなることはあまりない)。あんまり付け足すことが(見つけられ)無さ過ぎて、「青いねぇ」とか「大きいなぁ」とか、修飾と説明とが一向に膨らまずに単発に終わってしまうのが続くと、自分の情けなさにガッカリしてくる。タブーなのはうっかり「○○じゃない?」とか「○○だと思う?」とか、娘への語りかけ口調になってしまわないこと。対話になると俄然娘の意識がモリモリ目覚しくなってしまう。

③絵本を途中でループさせて永遠に終わらないようにする。
絵本の形式が同じパターンの反復だったり、物語に進展はあるもののその殆どが登場人物の増加という部分のみに尽きているような場合で、かつ、娘がこのトリックに気付かないほどある程度眠くなってきている場合に有効。絵本が終盤に差し掛かったらヒョイと最初の方に戻ってしれっと頭から読み返すのである。具体例で言うならば、『大きなかぶ』においてかぶが抜けて(絵本が終わって)しまう前に、おばあさんを呼んで来て二人でひっぱる時点あたりに立ち戻って読み返し、娘が眠りに落ちるまでかぶが抜けそうになったら同じことをひたすら繰り返すということ。
これは絵本をループさせようとするときに、「娘が気付くかどうか」というちょっとしたスリルがあり、親の方にそういった密やかな愉しみが生まれるというのがいい。『インセプション』の夢世界において、ペンローズの階段にターゲットを引き込む、みたいな感じ。こうして絵本をループさせながら読んでいると、何だか絵本の物語の定番であるあの反復形式は、子の親がまさしくそのようにして用いる為にあるような気すらしてくる(無い無いw)

以上。もしこの記述が誰かの同情や感興を誘ったりあまつさえ役に立ったりすることがあるようなら幸いである。子供の寝かせ方にはお父さんお母さん、みんな苦労していることと思う。子供が寝付いた後には両親の二人ないし一人だけの自由な時間が設けられるわけで、子供をいかにスムーズかつ迅速に寝かせられるか否かは、一人の人間としての尊厳においても、夫婦の円満な関係においても死活問題であるように思われる。みなさん、共に頑張ろう、そして子供が寝た後の、束の間のフリーダムというものを勝ち取ろう。
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